小児科・アトピー性皮膚炎・アレルギー・漢方薬でお困りの方は、よしだこどもクリニックにおまかせください。

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アトピー性皮膚炎について

はじめに

 アトピー性皮膚炎は1960年にアメリカのザルツバーガーという皮膚科医が日本に初めて紹介した病気です。それまで日本ではほとんど見かけない病気でした。それから50年足らずの間に患者さんが急増し、現在では世界で最も多い国の一つになりました。しかしこの病気についてはその原因や、なぜ増加したのかはいまだ解明されていません。
したがってその治療もまだ確立されていません。「アトピー性皮膚炎は全て食物アレルギーだから蛋白質を全て除去するところから治療を始める」という考えから、「アトピー性皮膚炎は大きくなれば治るのだから、対症的にステロイドホルモンの外用剤(軟膏・クリーム類)を塗っていれば良い」という考えがあります。医師の間でもこの有り様ですから、患者さんにとっては行く病院によって治療法が異なっては混乱におちいるのが当たり前だと思います。

 私の経験ではアトピー性皮膚炎に食物アレルギーが関与している頻度は乳児では約8割、大きくなると環境(ダニ、カンジダなど)のアレルギーが増えてきて、食物アレルギーの頻度は年齢が長じるに従って、減少してきます(消化・吸収能力が年齢とともに発達するためだと思われます)。
食事制限は治療行為ですので、むやみに行うべきではなく、患者さんにとってプラスになるように、全身状態をチェックしながら慎重に行うべきだと思います。必要に応じて負荷試験なども行う必要があります。

 現在、アトピー性皮膚炎の治療薬はステロイドホルモンの軟膏が中心になっております。この薬は使い方によっては副作用が出ることがあります。また塗る部位によって副作用の程度や効果が異なります。
 このホームページはアトピー性皮膚炎でお悩みの皆様に病気を正しく理解するとともに、毎日の生活(食事療法・スキンケア・薬物治療)の中で上手にアトピー性皮膚炎を治していけるように、現在の時点で最も良いと思われる方法を述べます。


アトピー性皮膚炎とはどんな病気でしょう

 アトピー性皮膚炎について全てわかっているわけではありません。先生によって乳児湿疹とか、乾燥型湿疹と診断することもあります。また食事アレルギーの関与についてもいろいろな説があり、はっきりしません。

 私はアトピー性皮膚炎について次のように考えます。

 アトピー性皮膚炎は何らかの刺激(食事・環境など)で皮膚が痒くなる病気で、掻くことにより皮膚が発赤したり、じくじくしたり、かさぶたができる病気です。この病気は発症のメカニズムにアレルギーが関与しています。またアトピー性皮膚炎の患者の皮膚は健常者と比べて弱く、色々な刺激物やストレスなどですぐ痒くなります。


アトピー性皮膚炎と年齢

アトピー性皮膚炎は年齢によって変化します。
大きく分けて

1)乳児型
2)幼・少年型
3)成人型

に分けられます。それぞれの症状を比べると

1:乳児期(2ヶ月~2歳)
乳児湿疹ともいう、顔面から始まる湿潤(ジクジク)、発赤、かさぶた。
食事アレルギーが原因のこともある。

2:幼・小児期(2~12歳)

 痒疹型 乾燥性(カサカサ)、鳥肌様、冬に悪化する。小児乾燥型湿疹ともいう。
 類苔癬型 肘窩(内側)、膝窩(内側)に多い苔癬化、丘疹など。
家ダニが原因であるとも言われている。

3:成人期(12~23歳)
発生には3つのタイプがあります。
A:幼小児期からの継続、頑固な経過をとることが多い。
B:幼少児期のアトピーが一時治り、成長してから再発
C:成人期になってから発症する

アトピー性皮膚炎の頻度は年齢が大きくなるにつれ少なくなり、一部のお子さんは小学校入学前、多くのお子さんは12-5歳の思春期に治るといわれ、成人のアトピー性皮膚炎はないと信じられてきました。
しかし、最近は成人のアトピー性皮膚炎が増加の傾向を示しています。


成人型アトピー性皮膚炎

成人のアトピー性皮膚炎がなぜ増えたか、その原因はまだ解っていませんが

  1. 思春期から発病する女性には生理(含む妊娠、出産)が関与している可能性があります。
  2. アレルギーでは食事よりも家ダニが関与しています。
  3. 最近の食生活の変化が関係あります。特にリノール酸を含んだ植物性油の多用や食品添加物が 皮膚を悪化させていると思われます。
  4. 環境からくる影響、例えば職場で薬品を使用している人はその影響があると思われます。
  5. ストレスによる影響(進学、就職、結婚など)も大きな原因の一つとして考えられます。


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